武蔵鉢形城

見学日 2004年11月20日 文化放送歴史探偵クラブ、その他にも7・8度行っています。最近は2012年2月に行っています。
所在地 埼玉県大里郡寄居町大字鉢形
  広い駐車場が鉢形歴史館にあります。

 鉢形城は荒川と深沢川の2つの川に囲まれた断崖の上にあります。鉢形城は関東管領の山内上杉氏の家宰長尾景春が、1476年頃に築城したと伝えられます。1476年に長尾氏の跡目争いから山内上杉氏を離反した長尾景春は、乱を興しこの城に立て籠もります。その乱の鎮定には江戸城主の太田道灌などが活躍しています。その後鉢形城は山内上杉氏の重臣、藤田氏の居城になります。更に時が経ち、武蔵に北条氏の力がおよんでくるに従い、藤田氏は北条氏康の3男の北条氏邦を養子に迎え北条氏に属することになります。1560年北条氏邦は居城を天神山城からこの鉢形城に移します。そしてこの鉢形城を北関東の拠点として大規模な拡充を行います。
1590年の豊臣秀吉の小田原攻めでは、北条氏邦はこの鉢形城へ籠城し、前田利家・上杉景勝等別働隊の攻撃に1ヶ月近くの籠城戦を戦います。しかし6月14日城兵の命と引き替えについに開城します。

 鉢形歴史館近くにある土塁と堀です。深沢川の外側に位置しています。5・6年前に行ったときには雑草で整備されていないので、このような土塁があるとは全く分かりませんでした。
掘り幅は広く、鉄砲の有効距離を考えていると思われます。
なお鉢形歴史館は、2004年10月に開館したもので、月曜日・祝日の翌日は休館日になっています。鉢形歴史館には、精巧に出来た鉢形城の復元模型が展示されていますので、城址の見学前に是非見ておきたいところです。
 二の郭(右側)と三の郭(左側)の間にある堀と土塁です。
 三の郭の入口に当たる復元された四脚門です。本来の場所は、写真の左端の土塁に接してあったのかもしれません。
 三の郭内部から見た復元石積み土塁です。石積みは何故か土塁の内部だけに行われていたようで、外側は土が盛ってあります。西国の城の石垣と比べると、小さな石を使用しており、一度に高く積むことが出来ないために階段状に分けて積んでいます。
 こちらは本丸跡です。整備されていませんが趣がありますので、復元整備された三の丸と比べてみると面白いです。

参考書 現地説明板等
      当日配付資料と講師の説明
     「戦国の城 上」(西ヶ谷恭弘著 学習研究社


 

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