具志川城

見学日 2003年11月21日 近畿日本ツーリスト歴史倶楽部
所在地 沖縄県糸満市喜屋武

 具志川城は、沖縄本島南端の海岸に突きでた断崖上にあります。二つの郭からなる小さな城ですが、3方向は断崖絶壁になっている要害の地に築かれています。
伝承によれば、久米島の具志川城主真金声(まかねくい)が、城を攻撃されて落城した際に、島を抜け出しこの地に来たと云われます。そしてこの地に、故郷と同じ名の具志川城を築いたと云われています。この伝説から城は、三山時代の15世紀頃の築城だと思われています。久米島にも同名の具志川城がありますが、やはり海岸に突き出して築かれているそうです。

 具志川城の城門に、向かって右側の石垣です。手前が入口で、両側が石垣で、木造の2階建ての門が立っていたと想像されています。見てお分かりのように、石垣は大分崩れています。写真の左側にも、これと同じような石垣があります。
 上の写真の城門から続く、城の2の郭の西側の城壁です。石積みは野面積みです。沖縄の城の石垣は、日本(沖縄を除く)の城と違い、全て石で出来ているようです。日本の城の場合は、表面の石の次には裏込め石と云う小石があり、その次には土です。云ってみれば日本の城の石垣は表面だけの石垣です。
 二の郭の内部から見た、城門方向です。中央にある4角に囲われているのは、穴があいていて海に面しています。当日案内をしてくれた現地のガイドさんの話では、船荷を揚げるためものか、城門から攻めてきた敵を落とす落とし穴なのか、色々考えられるがよく分からないそうです。
この城は、海洋貿易の基地ではなかったのか、或いは倉庫のようなものだったのではないかとも考えられるそうです。
 海岸に続く一の郭です。海岸の先端にも城壁はあったのでしょうが、崩れ落ちたのでしょうか、現在は見えません。高い断崖の上にあると云うことが、何となく分かると思います。高い断崖の上にあると云うことで、石垣の高さは、そう高くありません。

参考 「城(グスク)」(沖縄県立博物館編集)
    現地のガイドさんの説明 

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